テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』のアフレコ現場から、緑谷出久役の山下大輝、オールマイト役の、麗日お茶子役の佐倉綾音、飯田天哉役の石川界人、蛙吹梅雨役の悠木碧らキャスト陣による集合写真が公開。
この日のアフレコでは、多くのヒーローを輩出する名門・雄英高校の生徒たちを演じるキャスト陣も初参加。雄英の教師陣を演じる諏訪部順一と吉野裕行の姿もあった。
本編での雄英高校のクラスさながらに、スタジオも休憩時間はまるで学校のようなにぎやかな雰囲気に包まれた。収録が始まり、こちらも本編の“ヒーロー”を目指す生徒たちの緊張感のある授業シーンのように、キャラクターにそれぞれ真摯に向き合うキャスト陣の演技が展開。長崎健司監督や三間雅文音響監督から細かな演出も入り、原作を尊重しながら丁寧に作品を作り上げていく過程が垣間見える。もともと『僕のヒーローアカデミア』の原作の読者だったキャストも多いことから、それぞれのキャラクターをしっかりと作り上げる。時間いっぱいを使ってこの日の収録は終了し、本編への期待感を膨らませる数時間だった。

山下大輝(緑谷出久役)コメント
第1話からここまで、デク(出久)を演じてきてどうですか?
山下 楽しくてしょうがないです!最初は「どういうキャラクターなんだろう?」「どう演じよう?」という気持ちがあったりしたんですが、だんだんと僕とデクの距離感が近くなってきている気がします。共演者の方とかけ合いをしたり、演出をしていただいたりする中で、「デクってこういう男の子なんだ」というのがわかってきたというか。頭でわかるというより、体でわかってきている。そんな感覚です。
デクというキャラクターにスッと入れるようになってきている?
山下 デクとして立っている時の気持ちというのが、最初より変わってきたと思います。(原作を読んで)自分がもともと持っていた“デク像”、読者の皆さんが作り上げてくれている、長崎(健司)監督をはじめスタッフの皆さんが持っている“デク像”が、収録話を重ねていく中で近づいてきているような気がします。演技の上でチャレンジしたりもして、“いろんな人にとってのデク像”に近づけてきてるんじゃないかと思って、回を重ねるごとにどんどん楽しくなってきています。
『僕のヒーローアカデミア』のキャラクターは本当に表情が豊かですよね。その中でもデクは特にいろんな表情を見せてくれますが、そのあたりの演技については?
山下 本当に下から上まで声をすごく使って、デクの表情の幅というか豊かさを表現できたらいいなと思っています。叫び声だったり、あえてすごく引いた声だったり、息を吸った時の声を出してみたりとか、自分なりに工夫をしています。日頃、いろんな人の声や音を聞いた時、「この声はああいう表情の時に使えるかも」とか考えたりしてますね。
序盤は三宅健太さん演じるオールマイトとの関係がグッと描かれますね。三宅さんとの演技はどうですか?
山下 最初はとにかく必死でした。デクにとって憧れの存在だしその気持ちもしっかり出さないと!と思って。そんな中で、三宅さんが演じるにつれてさらにどんどんオールマイトになっていくんです!原作を読んでいて「オールマイトのこのセリフはどんな風に聞こえるんだろう?」というワクワク感があったんですが、そんなオールマイトのあの存在感が声だけで伝わってきます。
山下さんのデク同様、三宅さんもオールマイトに近づいていっているんでしょうね。
山下 そうなんです!それと、三宅さん演じるオールマイトだけじゃなくて、ひとりひとりのキャラクターを、演じるキャストさんだけではなくみんなでじっくり作り上げていっている、そんな気がします。全員がとにかくこの作品を好きなんだというのが伝わってきます。スタッフの皆さんも「これでいいんじゃない?」というような曖昧なことはなくて、妥協せずに向き合ってくださっている。やるからには100%をやる!というのが現場でひしひしと感じられますね。
本作の制作の方針として、原作を損なわない、原作のあの楽しさをアニメとして表現するというのがあります。
山下 それはすごく感じます。大切に、大切に作っているんだなと。漫画ならではの楽しさや表現があって、それを映像だったり音楽だったり声だったり、アニメならではのもので表現をして。原作がある作品で、その原作をしっかり丁寧にアニメにしているのに、それでも映像ひとつひとつに、キャラクターひとりひとりに本当に広がりがあって、新しい発見があるんです。収録していてすごく楽しいです!
最後に、放送を待っている皆さまにメッセージをお願いします。
山下 皆さんそれぞれいろいろな作品の見方があると思いますが、ただ純粋に、まず第1話を見ていただければと思います。少年心が沸き上がるというか、そんなワクワクドキドキするような気持ちになると思います。それに個性豊かなキャラクターがたくさん出てきますので、きっと好きなキャラクターも見つかるはずです。物語に熱くなったり、バトルで興奮したり、キャラクターを応援したり、それぞれの楽しみ方で楽しんでいただけたら嬉しいです。僕たちも全力で愛情を持って、毎回の収録に喉がつぶれそうになりながら頑張っていますので、ぜひご覧ください!
放送日時情報
2016年4月3日(日)よりMBS/TBS系全国28局ネットにて毎週日曜17:00~
スタッフ原作:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)監督:長崎健司シリーズ構成:黒田洋介キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦美術監督:池田繁美・丸山由紀子(アトリエ ムサ)色彩設計:菊地和子(Wish)撮影監督:池上真崇編集:坂本久美子音響監督:三間雅文音楽:林ゆうきオープニングテーマアーティスト:ポルノグラフィティ「THE DAY」エンディングテーマアーティスト:Brian the Sunアニメーション制作:ボンズ製作:僕のヒーローアカデミア製作委員会キャスト緑谷出久:山下大輝オールマイト:三宅健太爆豪勝己:岡本信彦麗日お茶子:佐倉綾音飯田天哉:石川界人蛙吹梅雨:悠木碧峰田実:広橋涼八百万百:井上麻里奈常闇踏陰:細谷佳正切島鋭児郎:増田俊樹上鳴電気:畠中祐轟焦凍:梶裕貴青山優雅:桑野晃輔耳郎響香:真堂圭芦戸三奈:喜多村英梨障子目蔵:西田雅一尾白猿夫:三好晃祐瀬呂範太:古島清孝葉隠透:名塚佳織砂藤力道:奈良徹相澤翔太:諏訪部順一プレゼント・マイク:吉野裕行
あらすじ「架空(ゆめ)」は、「現実」に! これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。ことの始まりは中国・軽慶市から発信された「発光する赤児」が生まれたというニュース。以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま時は流れる─。世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。生まれ持った超常的な力“個性”を悪用する犯罪者・敵(ヴィラン)が増加の一途をたどる中、同じく“個性”を持つ者たちが“ヒーロー”として敵(ヴィラン)や災害に立ち向かい、人々を救ける社会が確立されていた。かつて誰もが空想し憧れた“ヒーロー”。それが現実となった世界で、ひとりの少年・緑谷 出久(みどりや いずく/通称 デク)もヒーローになることを目標に、名立たるヒーローを多く輩出する雄英高校への入学を目指していた。しかし、デクは総人口の二割にあたる、何の特異体質も持たない“無個性”な落ちこぼれだった…。そんな中、デクは自身が憧れてやまないNo.1ヒーローのオールマイトと出会い、それを機に運命を大きく変えていくことになる。友、師匠、ライバル、そして敵(ヴィラン)…。さまざまな人物、多くの試練と向き合いながら、デクは最高のヒーローになるべく成長していく。新世代の熱きヒーローストーリーが、始まる!
・テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』公式サイト
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テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』公式twitter
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